「ユアエルム成田店」のセンタープラザで「吉田ひろき」のミニステージが開催された。
多くの観客が熱い声援をおくった。
力強い声量にはびっくりしたが、それ以上に感動したのは観客全員に楽曲が終了しても丁寧な握手をしたのは、めったにない光景だ。
東京藝術大学卒業後、故郷である名古屋にて本格的に音楽活動を始める。
クラシックを中心に各地のオペラ公演やコンサートに出演。
戦国武将のふるさとである愛知県にて、岡崎市PR観光事業『グレート家康公「葵」武将隊』のメンバーに抜擢され、徳川四天王の一人、榊原康政として活動。
また、2012年から2015年までの3年間、私立椙山女学園中学校・高等学校にて音楽教師を務めた経験を持つ。
2018年2月に「無償の愛」で念願のメジャーデビュー。
現在、東京に活動拠点を移し、全国各地で精力的に活動中。
趣味は、料理で、特にパン作りの腕前はプロ級。
世界3大テノールの1人、ルチアーノ・パヴァロッティが歌うオペラ『カルメン』よりホセのアリア「花の歌」クラシック音楽の勉強を始めた高校3年生の時、初めて母が買ってくれたCDがパヴァロッティのオペラアリア集で、たくさんの名曲の中、この「花の歌」に大きく感動した。
夢中になって繰り返し聴いたり、マネをして歌ったりもしていた。
結局、自分の声種がテノールではなくバリトンであった為、『カルメン』のオペラに出演した際には、花形闘牛士・エスカミーリョ役で「闘牛士の歌」を歌っていたが、この「花の歌」が僕の歌手としての永遠の出発ソング。
「ユアエルム成田店」のセンタープラザのステージで歌った曲「石段」が、なぜか心に残る。
いい曲、イコール、いい歌ではない。
いい曲はそれにふさわしい「歌い手」に歌われて初めて「いい歌」になり、たくさんの人々のハートをわしづかみにするのだ。
その意味では、いい曲を生かすも殺すも歌い手に委ねられている、ということである。
「石段」という珠玉の大人のラブソングがある。この曲に命を吹き込んで大人のラブソング、熱恋歌にまで昇華させているのが吉田ひろきだ。
東京藝術大学声楽出身のバリトンボイスを武器に良質な大人の歌を創造できるバリトン・エンターテイナーと言っていい。
吉田ひろきの歌う「石段」こそ、「演歌・歌謡曲」でもない、「Jポップ」でもない、まさに良質な「大人の音楽」、「Age Free Music」である。
バリトン・エンターテイナー・吉田ひろきこそ、ザ・ベストシンガーである。