菅義偉 首相誕生、菅伝説がすごい

弘明寺商店街
体調不良により辞任した安倍晋三首相(65)の後を受け、自民党総裁選が2020年9月14日行われ、前評判通り菅義偉(すが よしひで)官房長官(71)が岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)に大差をつけ、第26代総裁に選出された。2020年9月16日の首相指名選挙で第99代内閣総理大臣となった。
首相交代は2012年12月以来、7年8カ月ぶり。菅氏は世襲議員でも官僚出身でもなく、自民党では田中角栄元首相以来の叩き上げ。
そのサクセスストーリーに、選挙区の横浜市では、あの矢沢永吉(71)に続く「成り上がり」伝説が語られている。
菅氏は秋田のイチゴ農家出身で、高校卒業後に単身上京。
段ボール工場に身を寄せ、アルバイトをしながら学費をため、当時最も学費が安かったとの理由で、法政大学に進学した。
卒業後、政治の世界を志し、横浜中心部を地盤に有力議員だった故小此木彦三郎衆院議員の事務所の門を叩き、横浜市議を経て、1996年の衆院選で神奈川2区(西区・南区・港南区)から当選した。

矢沢永吉
地元住民は「小選挙区制度がスタートした最初の選挙で、事務所は南区の京浜急行電鉄の弘明寺駅(ぐみょうじえき)と蒔田駅(まいたえき)の間に構えたが、実は永ちゃん(矢沢永吉)も広島から出てきて、最初に住んだのは弘明寺。何もない弘明寺、蒔田から総理大臣が誕生することになるなんて。永ちゃんに続く、大出世物語だ」と感嘆する。
神奈川県から3人目の内閣総理大臣誕生で地元・横浜でいちばん古いお寺に続く門前ストリート「弘明寺かんのん通り商店街」は大いに沸いている。




矢沢の著書「成りあがり」でもスーパースターを夢見て、上京したものの横浜で下車し、弘明寺の共同アパートから裸一貫でスタートした苦闘ぶりが描かれている。

弘明寺観音
地元飲食店主は「菅さんは本当に愚直で誠実な人。総務大臣になった時(2006年)でも、人が誰もいないスーパーの前で、国政報告の立ち演説を1人でしているような人」と話した。
菅氏は弘明寺、蒔田エリア内で事務所を転々としているが、霊能者の宜保愛子(ぎぼ あいこ)さん(享年71)の自宅隣でも長く、事務所を構えていた時期があった。

宜保愛子
「この辺では、宜保さんの自宅の横に菅さんの事務所があったのは有名な話。
宜保さんは一時、テレビに引っ張りだこの時の人で、菅さんも宜保さんの自宅が横にあったのは知らないハズがない。宜保さんは2003年に亡くなったが、今でも霊験あらたかな場所として訪れる人もいる。菅さんもなんらかのパワーをもらったのでは」とは事務所近くに住む住民1は言う。
矢沢は自著で「国会議事堂、東京タワーが見えるところじゃないと日本じゃない」と記し「世界のYAZAWA」となった今では、国会近くのホテルのレストランをひいきにしている。
同レストランは菅氏も頻繁に利用しているのは偶然だろうか。
矢沢のように「世界のSUGA」となれる日に期待するのは当然。






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