2021年1月で101歳になった母が、みごと河出書房新社主催の「第15回 大人の塗り絵コンテスト」に入選した。
4度目の受賞だ。向上心旺盛な母は、歳を重ねる毎に塗り絵のテクニックは上がる一方。
第15回の受賞は、今までと大きく違う。
入選は、グループ部門と個人部門のダブル受賞で世間は、あっぱれ快挙と呼んでいる。努力は決して裏切らない。
高度な技能を要する「戦国の武将 編」を102歳になる2022年の入選を目指してチャレンジ中だとか。
週3回通っているデーサービス施設では、「塗り絵の先生」と呼ばれスタッフも一目おく存在だ。
「第15回 大人の塗り絵コンテスト」には史上最多の応募作品数9,743点の中から選ばれた。入選者は「読売新聞」の2021年2月7日(日)朝刊に広告掲載された。受賞作品は、東京展と関西展の二か所で行われた。
東京は、渋谷Bunkamuraギャラリーで開催された。
長寿の心得と秘訣を母に聞いてみた。
「人生は山坂多い旅の道。
気は、ながーく、腹をたてず、口をつつしめば、命ながらえる。」とはっきりした口調で話してくれた。
続けて、こうも話した「諦めたら、そこで終わり、進もうと言う意思があれば旅は続けられる。何事にも興味をもって、純粋に感動すること。人の欠点は個性と思い、良いところを見つける努力が大事。」だとか。
人は、欠点の方が多いから。
101歳の重みのある言葉だと思う。
若者世代は、明日のために今日働き、シニア世代は、今日のために今日を生きる。